海外の海事メディアによるとイエメンの武装勢力、フーシ派は現地時間8月30日、アデン湾を航行中のリベリア船籍のコンテナ船”GROTON”(2,500TEU)を無人機と対艦ミサイルで攻撃したと発表した。同船はCMA CGM(仏)が運航中で、当時はアデンの東130海里を航行中だった。
フーシ派は同船がイスラエル占領下のパレスチナに寄港したことを理由に同船を攻撃したと主張しており、同海域で警備活動を実施している英国海軍によると、”GROTON”はイエメン沖を航行中、フーシ派の攻撃を受け、同船近くで爆発を2回確認したとしている。この攻撃による船員の負傷者の報告はなく、次の寄港地へ向け、現在はジブチ方面へ航海を継続しているという。
同船がフーシ派の攻撃対象となるのは、8月3日の攻撃以来2度目となり、前回も船員に負傷者はでなかったものの、船が損傷を受け修理を終えたばかりだった。
フーシ派は過去9カ月間、イエメンを通航するイスラエルに関わる商船への攻撃を続け2隻が撃沈されている。
フーシ派コンテナ船攻撃 アデン湾航行中”GROTON”